みなさんは、外国語を勉強したいと思ったことはありますか?

現在の日本では義務教育の範囲で日本語に値する国語のほかに、英語を勉強しているのが一般的となっていますが、同じように海外でも「日本語を勉強したい!」と思っている人たちは数多くいます。

今回北映 Northern Filmsは、カンボジアの首都、プノンペンにある「TAYAMA BUSINESS SCHOOL」さんのプロモーション動画を撮影しに行きました!

撮影中はとても衝撃的な景色ばかりで、それぞれの夢や目標がある中で「日本語を学ぶ」という熱意が日本人以上にある人たちだなあとほんとうにその姿に心を打たれました。

今回の記事では、近年どんどん先進してる東南アジアの国々の人たちの学ぶ姿勢やその様子についてまとめてみましたので、是非ご覧ください!

TAYAMA BUSINESS SCHOOLはどんな学校?

TAYAMA BUSINESS SCHOOLはカンボジアの首都、プノンペンにあります。元々はたやまさんという日本人が創られた学校ですが、数年前に亡くなられて以降はTAYAMAの一期生として生徒さんだった方が現在校長を務めています。生徒は2年間まで無料で授業を受けることが可能で、日本語を学びたいという人たちがここに集まってきます。学校は定時制のようか制度もあり、日中は仕事している人たちは夜の部で勉強をしに学校へ来たりしています。

校内ではカンボジアの言語であるクメル語などの日本語以外の言語を使用することを原則禁止にしているなど日本語を学ぶための環境を徹底的に作っているだけでなく、日本語を学ぶ以外にも日本で働けるように礼儀や礼節を学んでいます。日頃の挨拶や授業中の姿勢など、とてもアグレッシブな学校になっています。

生徒さんは18歳位〜20代後半くらいの若年層が多く、クラスも5〜6クラスに分けれられていてそれぞれの学力に合わせてクラスが割り振られていたりクラスが変わったりしています。

授業以外の部分でもマナーなどを徹底しており、カンボジアはまだまだバイク社会ですが、校内にある駐車スペースの置き方も位置やヘルメットの置き方など、細かく徹底されています。

また校内案内のスタディツアーなども行なっており、授業風景や施設の案内などを紹介していたりします。

授業の様子を撮影したのでご紹介!

ではTAYAMAさんがどんな学校かもおわかりになったところで、実際にどんな授業をしているのかをみてみましょう。こちらの動画はTAYAMAさんの学校にあるクラスで1番上手な人を集めているクラスの授業の様子になります。

(授業始めの様子)
(授業中の様子①。挙手したペアが発言している様子)
(授業の様子②。日本の授業のように近くでグループを作って一緒に調べ物をしています)
(授業の様子③全員で文章を音読しています。声量がすごい…)

このように、日本で普段学んでいる授業の様子とはうって変わって授業に元気が溢れているかと思います。ただ日本語を学ぶだけではなくてその授業に併せて授業の初めや授業中の声量や拍手などのリアクションなど、日本での礼儀や礼節などにも重きを置いて普段の授業を進めています。ちなみに、このTAYAMAさんで先生をしている方々は同学校の卒業生が受け継いで授業を行なっているのです。

学校の中できれいに循環できるようになっていて、生徒さんが勉強して卒業したひとはTAYAMAで先生として新しい生徒さんに教える立場として関わっています。

授業風景や、生徒さん達と触れ合ってみて感じたこと

みなさんは、先程の動画をみてどう思いましたか?想像と違う景色や価値観が変わるような動画になったでしょうか?この動画には載っていませんが、学校内ですれ違った時には一旦止まって挨拶をしてお辞儀をしてくれたり、積極的に話しかけてくれたり質問をして日本語力をつけようとしていたり(単純な「話してみたい」っていう興味もあると思いますが)しています。

また自分が「話せない」ということを理解して、でも勉強したことを少しでも使って話してみたいという思いからアウトプットをたくさんしています。ここが日本人と大きく違う部分だなと個人的には思いますが、日本人の場合、外国語(英語など)を勉強できる環境はすでに備わっていて、義務教育の範囲内でも日常会話程度の会話なら十分に話せるくらいの内容はしているのでインプットをする環境は十分にあると思います。が、その勉強した内容をアウトプットする場が日本は少ないな、もしくは自分でその環境を作る人が少ないなとも感じます。

またマインド的な話をすると、日本人はどちらかというと自分が話せないということに対して後ろ向きな考えで、「話せないから喋らない…」という人が多い印象ですが、今回行ったTAYAMAさんの生徒さんや外国人が他の言語を学ぼうとしている方々は「間違ってもいいからとにかく話して言葉に出していく」という人が多い印象です。自分から学んだものをアウトプットする場所を作っているところが、多言語を話せる外国人が多いのと多言語を話せる日本人が少ないという違いなんだと思います。

やはり、言語以外においてもいくらインプットしたとしてもアウトプットしない限りは自分がどれだけ覚えているかやどれだけ理解しているのかがわかりません。「自分にはそういう環境がないから…」と周りのせいにせず、周りの環境は自分で作っていくものなので、しっかりとアウトプットしていって自分の身にしていくことが大切です。

海外に出よう。視点を変えてみよう。

\TAYAMA最高!/

まだ海外へ出ていない方、是非どの国でもいいので外の世界へ飛び込んでみましょう。きっと大きく価値観が変わると思います。いつも住み慣れた日本を、外側からの視点で見てみましょう。

価値観が変わるということは一見怖さもありますが、それよりも「自分が知らない世界を知ることができる」ということは本当に大きな財産で、とても大事なことだと思います。そうやって得た知識や価値観を使って、いつもとは別の視点から普段考えてることを考えてみると、また違った答えが見つかってくるかもしれません。

北映も動画を使ってたくさんの景色や価値観を皆さんにお届けできればと思っています!これからも北映の様子をチェックしてくださいね!

【今回撮影したTAYAMA BUSINESS SCHOOLさんはこちらでチェック!】

ホームページ:http://tayamacollege.com/

Facebookページ:https://www.facebook.com/tayamabusinessschoolcambodia/