夢は仕事になるのか

僕は高校を卒業してから、ずっと海外に住んでいて。

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ…と転々としてきたのですが、

その時に、趣味として映像制作をしていました。

instagram @ryota_banjo in Australia

ただその時は、映像は記録としてのツールとしか思っていなくて、

それをビジネスにすることは難しいんじゃないかと思っていました。

映像を仕事にするレベルにするには、何十年もかかると思っていたし。

そのやり方も考えつかなかったからです。

それでも、やっぱり「好きなこと」を仕事にしたかった。

そのジレンマを感じていたときに、友人が代表・磯川と対談したっていう話を聞いて。

その時は北映に一切興味がなくて、ただ

「北見にも映像制作をしてる会社なんてあるんだー」と思っていたんですけど、

後から実際に北映のPVを見て、「すげえ!ここだ!」と思って。

窮屈な生活のなかで見えたこと

まず一つとして、「横浜を出たかった」。

萬城くん、通称BJはフィルムカメラがとっても好き。

海外をずっと転々としながら過ごしてきたけど、

コロナが蔓延してしまったから、このまま海外で生活していても

金銭的にも厳しくなるだろうっていうことで、仕方なく日本に帰ってきて。

そのとき家族が暮らしてたのが横浜で、自分もそこに戻ってきたんです。

海外で暮らしていた時にも一番大きな街ばかりにいたから、

横浜と人の量や出入りは変わらないはずなのに、すごく閉鎖的に感じてしまっちゃって。

生きにくさというか、息がしづらいというか。

長く日本を離れていたから、余計に感じてしまった部分もあるとは思うんですけどね。

それでとにかく横浜から離れたかったんですよね。もちろん良い街ではあるんですけど。

二つ目が、「メンバー間の距離の近さ」です。

月に一度はみんなで遊んでます。

根本的に、もし自分でビジネスができていたなら今回で言えばこういった、

「コロナでバリスタの仕事がなくなったから日本に帰らなきゃ」みたいな、

外的要因で自分のやりたいことが振り回されることはなかった。

そのときに元々思っていた、写真や映像で生きていけたら良いなという

漠然とした願いがリンクして。

あ、これを自分の仕事に、ビジネスにしようと閃いたんです。

そのために自分に足りないのは、圧倒的にスキル。

誰かから、きちんと一から学ばなきゃいけないなと思いました。

もちろん、横浜の映像制作の会社に入るっていう選択はあったんですが、

北映はみんなの距離が近いから、近くで仕事が見れるんじゃないかと。

仕事のはじまりから終わりまで、

余すところなく見ることができるんじゃないかと思ったんです。

その考えはやっぱり正解でした。

あとはやっぱり、北映が作ってたPVですね。

僕は北見に住んでたころ、「この街はなんてつまらないんだろう」

「早く出ていきたい」って思ってたんです。

でも北映が作ってたPVを見て、改めて自分が住んでた街の良さを気付かされた。

それを視覚的に表現している北映で、一から勉強させてもらえたらと思ったんです。

実際に北映にきてみて、感じるのはまず「楽しい!」

それは仕事はもちろんのこと、人と人とのコミュニケーションが強いです。

北映メンバーは本当にどこまでもフラットな関係性で。

人と人との間に壁がないんですよね。

これって、すごく今の日本だと貴重な環境だと思うんです。

でも、いざ仕事!となるとみんな、ONとOFFがハッキリしてて。

「ここからここまではふざける、でもここからは集中!」みたいな。

それがすごく心地良くて、こういう環境にいさせてもらえるのが

本当にありがたいです。

若い人こそ「キモチ」次第

( 躍 動 感 )

人生のどんなポイントにおいても、決断するのは自分。

自分で決めたことは結果として、マイナスには作用しないと思っています。

どんな時でも、自分の気持ちが大事なんじゃないかなと。

何事も本気でやることが大事。適当にやるんじゃもったいないじゃないですか。

反対意見はどこにでもあるから、「それでもやりたい」って思えるような

何かを見つけて欲しいなと思います。選択肢が多すぎるこの時代だからこそですね。

表現してもしなくても、自分が持っているキモチって本当に大事。

たとえば僕が映像に対して本気じゃなくて、浮ついた気持ちで北映にきたとしたら

メンバーのみんなは今みたいに真剣に教えてくれなかったと思う。

それは自分が持っている本気が伝わったから。

これって、どんな境遇の人にも言えることですよね。

滑走路から羽ばたく日には

10月の北映のNO WORKING DAYはBJが編集したよ。

映像という武器をしっかり持てるようになったら、

やっぱり僕は世界に飛び出していきたい。

自分が作った、ただ自己満足のための映像じゃなくて、

クライアントの思いを汲み取った映像を作っていきたいと思います。

そういった「ココロ」が入ることで、

見たときにグッとくる映像になるってことを北映から学んだので。

そしてこれは、僕の将来の夢なんですが…。

いつか僕が独り立ちして、海外で映像クリエイターとして活動できたとして。

そこで出会ったクライアントと北映を、僕がつなげていけたらいいなと思っています。

それが僕からの、映像クリエイターとして飛び立たせてくれた

北映という滑走路への恩返し。

そういった人間になれるように、

今は北映のノウハウを全力で学んでいこうと思います。