WebやSNSを使ったマーケティングを成功させるためには、いかに「コンバージョン」を増やせるかが重要なポイントとなります。近年では、商品販売、サービス販売を目的としたWebサイトやWebの広告などが多く見受けられますが、のそのほとんどがコンバージョンの増加を目的としています。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が普及してきた今、コンバージョンの増加を目的として動画を活用することが注目されてきています。
今回は、なぜ動画の活用がコンバージョン増加につながるのか?の理由や、マーケティングに動画コンテンツを導入するとどんないい事があるのかのメリットをご紹介していきます。
目次
コンバージョンは2つ種類ある
まず言葉の定義ですが、「コンバージョン」とは、Web上のコンテンツ(サイトや広告など)によってユーザーが設定している目標に対してアクションを起こした状態のことを指しています。
例えば商品やサービスの販売を目標としたコンテンツがあるとします。その場合、ユーザーが購入にまで至れば、「販売という目標が達成した」という事でコンバージョンが発生したことになります。
コンバージョンの意味自体はとてもシンプルですが、細かく分類すると2種類あります。それが「クリックスルーコンバージョン」と「ビュースルーコンバージョン」と呼ばれるものになります。
クリックスルーコンバージョンとは
2種類あるのコンバージョンのうち、数字として結果が見えやすいのが「クリックスルーコンバージョン」です。
クリックスルーコンバージョンは、ユーザーがコンテンツ内に設置されたリンクなどをクリックして、一定期間内に目標とするアクションを起こした場合にこのクリックするーコンバージョンが発生します。業販用LP(ランディングページ)などではこのコンバージョンを計測すると良いでしょう。
直接結果につながっていますので、データとしてわかりやすいという特徴があります。コンバージョンと言うと、まずこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ビュースルーコンバージョンとは
ビュースルーコンバージョンは、コンテンツを観た人がその場で直接アクションを起こしたわけではないが、それがきっかけとなって一定期間内にアクションを起こすケースです。
ビュースルーコンバージョンはクリックスルーコンバージョンとは違い数字として見えるわけではないため、わかりづらく見逃してしまいがちですが、しかし動画や広告コンテンツがきっかけで自社の商品やサービスの存在を知られ、Web検索などでレビューや商品詳細、口コミなどを調べた上で購入に至るというケースも少なくなくそういった顧客も多いです。そのため、マーケティングにおいてビュースルーコンバージョンも非常に外せない要素と言えます。みなさんも何か買いたい商品ができたときに、Amazonや楽天でなるべく安く販売している場所を探したり、買おうとしてる商品のレビュー内容な、星の数をみて購入をしたという経験ございませんか?そういった流れで購入(目標達成)するまでの流れのことを指しています。
動画広告のメリットは? 動画がコンバージョン増加につながるのは何故?
上記で紹介した通り、2つの種類があるコンバージョンですが、動画を活用することでよりその両方のコンバージョンを伸ばすことが可能です。
動画広告のメリットやコンバージョン増加につながる理由についてご紹介していきます。
①ユーザーの関心を集める事が可能
文章のみのコンテンツでは、言葉のみでしか商品やサービスをアピールすることはできないため、読み疲れてしまったり結局何を伝えたいの?と話が空中分解してしまったりしてしまいます。それに対し、動画であれば聴覚と視覚を使いより説得力や見応えのあるアプローチの仕方が可能です。
人間は常に動きと音に注意を払って生活している心理結果もあることから、その両方を兼ね備えた「動画」はユーザーの関心を集める上で適した手段であると言えるのです。
②僅かな時間で多くの情報を提供する事が可能
もちろん個人差はありますが、一般的に人は聞いたことの10%程度しか記憶していないといわれています。それに対して見たものについての記憶は50%も記憶していると言われているんです。つまり広告に動画を活用することは、ユーザーの記憶に残りやすく、印象が強く残るのです。
動画であれば視覚と聴覚の両方から、ほんのわずかな時間でも多くの情報を提供する事が可能です。動画の内容にもよってはきますが、数秒程度の動画で商品やサービスの概要から魅力などまでインパクトをつけて伝えることができます。
【なぜ?】動画がコンバージョン増加につながる理由とは?
先述した通りに、マーケティングに動画を導入することにはいくつものメリットがある事がおわかりいただけたかと思います。ここでは具体的に動画によるマーケティングが、コンバージョン増加になぜつながるかの理由をお伝えします。
動画には、ユーザーの関心を集めてくれる効果があるのに加え、コンテンツの滞在時間を延長させる効果もあります。それだけそのコンテンツをみている時間が長いということになります。多くのユーザーがテキストだけのページよりも、動画を取り入れたページや動画のみのページの方に平均で2分程度長く滞在していると言われています。滞在時間が長くなるほど、その分だけコンバージョン率は上がります。
また動画が取り入れられているコンテンツは拡散されやすいという点も、コンバージョン増加につながる大きな理由のひとつです。国内でも多くのユーザーを抱えているTwitterでは、テキストのみの投稿よりも、短い動画を添付した投稿や広告の方が多くリツイート(拡散)されている傾向にあります。
拡散されれば当然、それだけ多くのユーザーにコンテンツを届けることが可能ですので、結果的にコンバージョン増加につながるのです。
YouTubeを使った動画広告の活用
今日では多くの動画プラットフォームがありますが、その中でも特に多くのユーザーを抱えて運営しているのがYouTubeです。今やYoutubeは大きな影響力を持つ巨大メディア媒体のひとつとなっているため、マーケティングの世界でもこの存在は決して無視できない存在となっています。ここではYouTubeでの動画広告の活用についてご紹介。
YouTube内の広告の種類
YouTubeにはいくつかの広告のフォーマットがありますが、代表的なフォーマットで言うと「TrueView広告」と「バンパー広告」の2つがあります。
通常ですと、YouTubeでは再生した動画の再生前や再生中などに広告が流され流ようになっています。このうち5秒待てばスキップ可能な広告を「TrueView広告」と呼び、スキップができない6秒間流れる広告が「バンパー広告」と呼ばれています。
TrueView広告の場合は、表示されるだけでは広告費用は発生しない仕組みとなっています。スキップされずに30秒間再生されてはじめて広告費用が発生するシステムとなっており、動画広告を30秒もスキップしないで見続けているということは、視聴しているユーザーは広告の内容に関心や興味を持っている可能性が高いと推測する事が可能です。
つまり、TrueView広告はコンバージョン増加につながる可能性の高いユーザーが発生した場合のみに、広告費用が発生します。30秒の視聴でおおよそ2~10円となっており、他Web広告媒体と比較してもコスパが高いという点も特徴のひとつとなっています。
それに対してバンパー広告は最初の6秒間だけではありますが、ユーザーの意識を動画に集中させることができます。そのため、より多くのユーザーに正確にアプローチできるという点がメリットです。
まとめ
Webマーケティングにおいていかにこのコンバージョンを増やす事が重要かと言う点は大きなポイントでもあり、課題でもあります。コンバージョンを増やすための手法として、動画広告が高い注目を集めているのはこれで重々ご理解いただけたかとは思いますが、とはいえ戦略的に動画を活用・制作をするのはハードルも高く、なかなか導入まで一歩が出ない企業も多いようです。
北映 Northern Filmsではさまざまな目的や用途に合わせた動画制作のみならず、その動画を使った戦略的な運用についてもサポートします。動画を活用してコンバージョンを増やしたい、ユーザーがどのように購入までたどり着いたのかの足跡を確認したい、と検討中でしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。