ここ数年で動画市場がどんどんと拡大してきていますが、それに合わせて注目されてきているのが「動画マーケティング」。詳しい概要だったり動画マーケティングの効果的な取り入れ方法に関してご存知ない方も多いかと思います。今回は「動画マーケティングって何?」という内容にくわえ、動画マーケティングのトレンドや導入メリット、動画制作に当たってのポイントをご紹介します。

動画マーケティングをこれから始めようとご検討中の方は、この記事から基礎知識や導入の際のメリット・注意点も抑えておきましょう。

動画マーケティングって何?

動画コンテンツを利用することにより、商品やサービス、利益を上げるシステムを作成することを「動画マーケティング」といいます。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末やWi-Fiや4G回線などのインターネット環境が整備されたことから、近年では「若者のテレビ離れ」とも言われているようにテレビからインターネットへとユーザーの関心も推移してきています。

動画コンテンツを利用しているユーザーの母数も多く、年を重ねるごとに上昇傾向にもありますので、動画マーケティングを利用することは企業のブランディング化、売上の向上のみならず、採用に関した問題点を明確にする。またその改善へと導く効果もあります。

2019年の動画マーケティング最新トレンドとは

効果的に動画マーケティングを取り入れていくために、過去のトレンドの推移や現在の動画マーケティングの最新トレンドもおさえておくといいです。

実は、動画マーケティングはYouTubeを利用するユーザーの増加から注目され始めるようになりました。その後、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSが大きく発展していったことにより、動画市場はさらに拡大、無料・有料アプリ内で動画編集も可能になったことで、動画の制作から公開までのハードルも下がってきました。

上記の背景をふまえ、現在の最新の動画マーケティングのトレンドはどのようになっているのでしょうか?最新情報をおさえてから導入を検討しましょう。

より一般的に動画制作がされるようになった

YouTubeでの動画配信により、広告や案件収入を得るYoutuberの増加、アプリで動画の撮影・編集までができてしまうInstagramやTik TokなどのSNS流行により、より一般的に動画制作がされるようになりました。

また、ある程度の動画編集を行えるような、専門知識を持ち合わせていなくても動画編集ができる無料編集ソフトなども普及し始め、企業が導入する際にネックとなっていた予算面で頭を悩ませていたマーケティング担当者にとっても、非常に動画を取り入れやすい環境が徐々に整い始めています。

予算の関係上動画マーケティングを行えていなかった企業も動画広告市場に参入し始めしているため、より質の良いコンテンツをより頻繁に(なるべく頻度を多く)配信する必要性も出てくるかと思います。

再生時間が長いコンテンツ

短い動画時間内に厳選した情報を収めている「6秒動画」というアカウントが2017年にサービス終了となったVineに始まり、今でもTwitter動画やYouTubeなどの動画広告で大きく反響を呼んでいます。(当記事著者の私もとっても好きなチャンネルです。笑)再生時間が短い動画は制作側にも閲覧側にとっても手軽な媒体なため配信している企業も少なくありません。

ですが最近では10分〜30分を超える長尺動画の配信も増えてきています。分数が短い動画に比べ、動画にストーリーや演出をもたせることでよりサービス・商品の詳細な説明や紹介が可能になるため、閲覧ユーザーの関心を惹き、また企業のブランディング化、拡散へも繋がります。

今後に動画マーケティングが重要な理由

サイバーエージェントの調査結果によると、動画広告の市場規模は年々拡大し続けていて、数年かけてこの先も拡大していくという見込みです。

動画広告市場規模推計・予測(デバイス別)

動画マーケティングの今後の拡大には、スマートフォンの普及・使用が大きく関わってきています。日常的にインターネット上やスマホで動画を視聴するようになったことに加え、試聴後にSNSなどを利用し簡単に自分が良いなと思った動画を拡散することができるようになりました。

そのため企業が動画マーケティングに力をいれることで、より収益の向上や事業の改善に直接影響を及ぼしやすい環境になってきています。

動画マーケティングのメリットや取り組むべき理由

テキストなどの文字形式や静止画などの画像形式に比べて、動画は数秒の動画の間に多くの情報量を収め、伝えることができます。具体的に商品紹介をすることももちろん可能ですし、印象的なストーリーや影響力の大きい人物(今で言うとインフルエンサーなど)を起用して抽象的、間接的に企業や自社サービスの情報を伝えることも可能になっています。

商品そのものからではなく動画のイメージから先行して視覚的にユーザーの関心を得ることができるこの動画マーケティングは、一方的ではなく多角的なアピールが可能なことから今後の企業にとっての新しいマーケティング手法としてメリットが大きく、主流になっていくでしょう。

今回のまとめ

動画を制作するにあたってのポイントは、ただ「動画の尺を長くすれば良い」と考えず、”適切な長さにまとめる”と言う点がポイントになります。尺の長い動画ももちろん主流になりつつありますが、内容量が多すぎて余分な情報も混ざってしまって余計な情報を伝えていないかなどを精査・確認する必要もあります。

北映 Northern Filmsでは濃密なディスカッションを重ねたりより深くコミュニケーションを取った上での企画や動画制作をおこなっているため、企業の意向から逸れることのない動画マーケティング導入が可能です。是非一度お気軽にご相談ください。