セミナーにおいて最も重要なポイントは「何を伝えるか」という内容になります。でもどれだけ優れたセミナー内容であったとしても、試聴してくれる参加者がいなければ意味がないですよね。つまり、セミナーの開催にあたって、集客をどのように行うかがセミナーを成功させる上でとても重要な要素になってくるのです。
ですがひとえに「集客」といってもさまざまな手法があるため、何が効果的で何をしてはいけないのかわからず悩んでいる方も多いかと思います。今回はセミナーに関する集客のコツとおすすめの方法についてご紹介します。
目次
セミナー内容決定後に集客に繋げていくコツとは
セミナーの開催には紹介する商品やサービス、顧客との交流など、さまざまな目的がありますが、開催するセミナーの目的に合わせて、内容が決定できたら次のステップは「集客のための施策」を考えます。
ですが、企画や運営業務で手が一杯になってしまって集客のための施策まで手が回せられないというケースも多いです。内容が充実したセミナーをせっかく決定できても人が集まらなければその内容に見合った十分な効果は期待できません。
そこで今回は、セミナー内容決定後に行う、「集客に繋げるコツ」をご紹介したいと思います。
目的としているターゲットに合わせた手法を選択する
より高い集客効果を得るためには、さまざまな手法の中から、目的としているターゲットに合わせた手法をチョイスすることが重要です。セミナー内容が確定した時点で、ある程度そのセミナー内容に沿ったターゲットを絞り込むことが可能です。若年層がメインターゲットであればSNSなどを用いた集客手法が有効ですし、年齢層が高いのであればダイレクトメールや直接会社やお宅へ訪問をする方が効果的な可能性が高くなってきます。
ポイントとしては、ターゲットとなる層の生活スタイルや、毎日のルーティーン、ターゲット層の情報収集の方法などをイメージ、調査することです。そうすることでベストな集客の手法を自然に見つけることができるかと思います。集客の方法をターゲットに合わせるだけでなく、ターゲットが参加しやすかったり、集まりやすい曜日や場所で開催をすることも集客のカギとなっています。
アプローチ方法をタイミングによって変える
告知をするタイミングはもちろん早いに越したことはありません。が、タイミングによってアプローチをする方法を変えていくことも、セミナーを開く上では大切になります。初期段階では、具体的に「セミナーに関してもともと興味を持っている層や既存の顧客」へのアプローチに力を入れ、中期段階では「具体的なターゲットに合わせてセミナー内容の周知を徹底」します。段階によってアプローチの方法も変わってきますので、そういった意味でのタイミングが重要なポイントになってくるのです。
そして後期では「スケジュール」を前面に押し出していくことで、ターゲット層の「参加」という最終決定を後押しすることを意識させていきます。
時期やタイミングによってベストなアプローチ方法が変わってくることを理解することで、より効果的に集客ができるようになります。
オフラインでの集客方法とは
セミナー集客の手法としては2種類あり、「オフライン」と「オンライン」に分けることができます。異なる特性をそれぞれ持っており、どちらかひとつに絞り込むという必要はないですが、セミナーを行うにあたっての目的や狙っているターゲット層によって、オンラインとオフラインのどちらに重点を置いて行っていくのかを検討する必要があります。
まずはオフラインでの集客のメリットや注意点などについてご紹介します。
コアな顧客の獲得が期待できる
オフラインによる集客には、コアな顧客の獲得が期待できるという特性があります。基本的には既存顧客や元々商品やサービスに興味を抱いている層を中心としたアプローチの仕方になってきますので、コアな顧客の獲得が期待しやすいです。
既存の顧客リストを活用してアプローチを直接的にかけていく方法が一般的なので、DM(ダイレクトメール、ダイレクトメッセージ)や電話アポイント、訪問による宣伝方法などが中心となります。
オフライン集客の注意点
上記の通り、オフライン集客には多くの利点がありますが、一方でいくつかの注意点があります。まず前提として、的を絞った集客となるので新規の顧客開拓には繋がりにくいです。もちろん既存顧客からの紹介などから新規の顧客を獲得できる場合もありますが、数はあまり期待できないです。アプローチできる人数にもオフラインは限りがあるので、大人数を集める手法としてはあまり向いていない手法といえます。さらに、実際に人を使って宣伝活動を行っていくので、人的リソース(人件費)が不足している場合には、十分な施策や宣伝ができない可能性もあります。なので人手と時間、そして人件に割くコストに余裕がなければ難しい手法です。
オンラインでの集客方法とは
オフラインが主流だった従来の集客方法に対して、インターネットの普及が進んだ現代においてはオンラインでの集客のほうが一般的になってきています。
集客には動画を活用しよう
オンライン集客の手法の中では、特に近年注目を集めているのが動画を活用した集客方法になります。4G回線やスマートフォンなどの高性能端末の普及、またポケットWi-Fiなど手軽にインターネット環境でネットサーフィンなどができるようになったことで、動画コンテンツへの需要は年々高まり続けています。世界最大の動画サイトのYouTubeの総ユーザー数は10億人を超え、マーケティングの世界でも動画が欠かせない存在となっています。
そもそも、セミナーというのは「形のない商品」で「売りにくい商材」です。どんなに優れた内容であっても、文字や言葉だけでは魅力をうまく伝えることが難しいです。直接面と向かって話して伝わることの方が多いですが、そこまで顧客を誘導させるのがセミナーの難点でもあります。
動画を使用することで、実際のセミナー内容や参加者の感想などを動画として形にすることができます。これによってセミナーという商品の魅力をインターネットやSNSを通して多くのユーザーに対してよりリアルに伝えることができるのです。
Webコンテンツを駆使して広く宣伝できる
オンライン集客の場合、オフラインよりも幅広い層にアプローチをかけることが可能になります。主流な方法としては自社ホームページでの告知や、ランディングページの作成などが多いです。
ただしこの手法のみでは、元々自社に興味を持っていた見込み客へのアプローチにしかならないので、そこでTwitterやFacebook、InstagramといったSNSを活用することで、既存フォロワーへはもちろん、ネットワークとSNSによる拡散から興味が近いユーザーへのアプローチも可能になるのです。
オンライン集客の場合、インターネット環境さえあればすぐに始めることが可能です。YoutubeやInstagram、Facebook、Twitterではライブ配信も可能なため、いつでも自分が好きなタイミングでライブセミナーなども可能になりました。アイデア次第で僅かなリソースでも幅広いユーザーに対してアプローチが可能です。短期間で結果が出やすいためPDCAサイクルを回しやすいという点もオンライン集客ならではのメリットかと思います。
コスト面でもオンライン集客はメリットがあります。SNSを用いた拡散などには広告を使用しない限りはほとんどコストがかかりません。有料サービスなどもありますが、必須というわけではないので予算に合わせたコストコントロールが可能なのが特徴です。
セミナー規模や自社企業規模、予算の都合から宣伝・広告にコストや人員をあまりかけることができない場合などは、オフラインよりもオンラインに重点を置くことで効果的な集客が期待できるようになります。
今回のまとめ
セミナーによる効果というのは集客の仕方によって大きく左右されます。どれだけ優れた企画・運営ができても人が集まらなければ意味も効果もありません。だからこそ、セミナーを開催する上では「どのように顧客にアプローチして集客するか」が重要になってくるのです。
セミナーへの集客にはいくつもの手法がありますが、その中からセミナー目的やターゲットに合わせた施策を行っていくことで、最大限に効果を発揮することができます。セミナー内容が決定次第、続いては「集客」のことを第一に考えて企画をしていくこと大切です。
北映 Northern Filmsでは、セミナー集客のプロモーション動画だけでなく自社をアピールするPV動画なども多数制作しています。動画を使った集客をご検討の方はぜひ一度お気軽にご相談ください。