今までは企業がホームページを構えてそれにアクセスするという形や、ブログでアフィリエイトをして個人が稼いでいた時代が主流で、動画を使って稼ぐという時代はまったく一般的ではありませんでした。
特にこれまでは大手企業などがCM広告として「動画」を使用していましたが、ここ数年ではYouTubeやinstagram、Tik Tokなど、誰でも簡単に動画を作成してアップすることができるようになったため、主流となってきたため企業だけでなく個人の露出が各段に増えてきています。
今回は、なぜこれだけ企業だけでなく個人が露出をするようになったのか、露出をすることにどんなメリットがあるのか、北映 Northern Filmsで実際に検証してみたので、そのレポートを含めお話ししていきたいと思います。
目次
動画が主流になってきている背景
SNSの発展
最近動画での露出が(特に個人で)増えてきている背景として、まず一番に出てくるのは「SNSの発展」になります。みなさんもよく使っているように、LINEやFacebook、instagram、YouTube、そして最近はTik Tok、また、数年前に流行ったVineのリニューアル版のようなbyteという動画投稿アプリも最近では海外で流行り始めてきています。中国などではWeChatやWhatAppなどが連絡ツールの主流となっています。
このように、世界中で人々が簡単に情報や言葉を発信できるプラットフォームがたくさん増えてきており、また現状あるプラットフォームだけではなく新しい発信の場がどんどんと登場してきています。
スマートフォンの進化
みなさんのスマホはどの年代にリリースされたものでしょうか?GoogleやHuaweiなどからリリースされているAndroid端末や、みなさんお馴染みAppleからリリースされているiPhoneシリーズなどがありますが、これらはほとんど毎年新しい新機種が登場し、リリースのたびに性能が良くなっていっています。
去年AppleからリリースされたiPhone 11 Proシリーズなどでは、カメラの性能が格段に上がり、一つのスマホで従来よりより高画質で撮影することができるようになりました。スマホで高画質な動画や写真が撮影できるようになったことによって、スマホのみで動画を撮影して編集編集アプリを使って、スマホから動画を各種SNSへ投稿することが一段と容易となりました。従来のスマホでは、やはり一眼カメラなどよりも画質の面で劣っていて撮影をするには高価なカメラが必要になっていましたが、スマホのカメラ性能もどんどんと上がっていっていることによりその抵抗がなくなり、動画を投稿するまでのスピードが一気に上がりました。
最近の子供のなりたい職業1位にもなっているYoutuberの中でも、スマホで撮影している動画に自分でテロップなどを入れて投稿している人も多いくらいに、動画を投稿するまでの距離が短くなってきています。
動画でのマネタイズ方法が増えてきている
今までは静止画やGIFなどの広告が主流だったのに対し、現在は動画を使った広告マーケティングが主流となってきています。
みなさんも一度はご覧になったことがあるかと思います。例えばスマホで無料ゲームをやっていて広告が入ってきたときに、数年前までは画像が一枚表示されていてタップすると別のゲームのダウンロード画面やサイトへの遷移がされていたかと思いますが、現在ですと、無料ゲームの中の広告は別のゲームのデモ映像が流れたり、BGM付きで文字やアニメ風のキャラクターが動く動画になっています。
またSNSでも同じように、instagramのストーリーなどでは友達のストーリーをみていると途中に縦画面いっぱいの動画高校が流れてきて、リンクが付与されていたり、Twitterではツイートの中に企業のプロモーション動画が流れてきたりします。YouTubeでは見たい動画を再生すると冒頭に動画広告が流れてくると思います。
このように、普段自分が使用しているSNSの中には、動画広告があちこちで使われており、自分が動画を投稿しているしていないに関わらず「動画」そのものの存在が日常では欠かせない存在となっているのです。
露出するメリットとは
では、上記のような観点から、「露出するメリット」について考えてみました。大きく分けると二つになります。
人の目に触れる機会が増えてくる
これは特にマーケティングな部分でのお話になりますが、定期的な動画投稿(配信も含め)は再生回数に関わらずビジネスチャンスが増える大きな手段の一つとなります。
詳しく説明すると、動画はあくまで「自社(個人)のファンを増やすための手段」として使用します。なので目的として「Youtuberのように動画の広告収入を得るために行う」わけではないのです。したがって、動画自体で収益を得ていくことをメインにするのではなく、動画で認知度を高め、ファンを作り、そのユーザー(見込み客)からの依頼を獲得して収益をあげていく、ということをメインにし動画を使用していくのです。なので、再生回数ではなく「動画を多く配信していって自社(個人)の周知を増やしていく」ことが重要になってくるのです。
親近感を湧かせることができる
動画を配信していくことのメリットとして、親近感を湧かせることができる点も大きなメリットとなります。自社や個人のホームページだけを構えてその中で会社概要やその人の紹介文を掲載するのが一般的かと思いますが、その人がどんな声でどんなテンションの人なのかや、どんな従業員さんが働いていてその企業の魅力はどんなところなのかなどまでは文字だけではわかりにくいと思います。
動画を使用することで、その不明確な部分の情報を視聴者が得ることができ、かつ「人」がわかってくるとその人に対しての好感や共感を持つ視聴者が増えてきます。動画の利点として、文字よりも人との距離を縮めてくれる力があり、より企業や個人が身近な存在になります。みなさんも仲の良い友達の投稿や好きなYoutuberの動画などは更新がされると気になっていいねを押したり動画を自分からみにいったりすると思います。
動画は、ただの視聴者から見込み客にし、見込み客からファンを作り、ファンから正規顧客になるマネーフローを作ってくれる重要な手段なのです。
北映で検証してみた結果
北映 Northern Filmsは映像制作会社になりますが、そんな北映でも最近は動画での発信に力を入れています。具体的には以下の取り組みをしています。
- 週に2回のLIVE配信(Facebook、instagram、Twitterにて)
- 撮影や出張時の撮影風景や場所の紹介(instagram&Facebookストーリーズ)
- 北映 Northern FilmsのYoutubeチャンネル(Youtube)
- 制作実績紹介(Youtube、IGTV)
- LINE@限定配信動画(LINE@)
これらを継続的に発信していますが、これらを行なったことで得られた結果をそれぞれの項目についてご紹介したいと思います。
LIVE配信によって、フォロワー以外の視聴者、そしてフォロワーが増えてきた
まず、LIVE配信、是非みなさんにお勧めします。最初LIVE配信を配信しはじめた時は視聴者も数人しかおらず、もちろん北映のアカウントをフォローしている人のみでした。ですが継続してLIVE配信を行なっていくうちに全く知らない企業さんがLIVE配信をみに来てくださったり視聴者数が徐々に増えてきたりと、先述した「露出することのメリット」が如実に現れはじめてきました。
また、フォロワーも視聴者数に合わせて徐々に各アカウントで増えてきており、メリット2つ目にもあった「親近感、ファンになる」という部分がフォロワーという形でしっかりと現れるようになってきました。
北映では普段どんな配信をしているかというと、新リリースしたサービスの発表だったり、マーケティング的な戦略についてだったり、ただただこれからやりたいことを話したりと、割と自由な感じです(笑)
ただただ話している部分は一見無駄な時間なようにも感じますが、親近感を持たせるという点においては意外と重要なポイントなのかもしれません。
閲覧数だけでなくそれに反応する人や撮影した企業や場所から通じて認知度が上がった
タイトル通りになりますが、撮影や出張などで場所を転々としているとその場所に行きたかった人からのコメントだったり、撮影風景などをみてリアクションをしてくれる人が増えてきました。またその撮影場所でしかできないLIVE配信をすることでコメントやリアクションをしてくれる人も段々と現状も増え続けてきています。
また撮影した企業さんを通じてその企業さんのファンになっているユーザーが北映を気になってフォローしてくれたりコメントを入れてくれたりする回数も徐々に増えてきています。
「その場所でしかできない配信」をすることによって得られる新規見込み客を得られる確率が上がるのも大きなメリットだと思います。
北映だけではなく、北映のメンバーへのファンが増えた
現在北映メンバーは3人ほどで活動していますが、北映のチャンネルにて露出を増やしていくことで個々のメンバーへのファンが増えてきたかと思います。こう思った理由としては、Youtubeチャンネルではなく、このチャンネルをみた人がLIVE配信をみて個々のメンバーに対してコメントをしてくれる人数が増えてきたからです。
これは他の企業にも全然ありうることで、社長さんだけが配信していくのではなくてその従業員も積極的に動画に加わってくることで社内メンバーがどういう人なのかだけではなく社内の普段の雰囲気などもわかるため、それぞれのキャラクターが出てくるようになります。いわば、会社のマスコットキャラクターに近い存在かもしれません。
「うちもこういうのを作りたい!」というアクセスが増えた
制作実績を公開・報告するということはは、言ってみれば初見さんへのネット上のパンフレットです。過去にどんなジャンルのどんな会社と関わってきて、どんな動画を作ることができるのかが一目でわかります。
実績をどんどんと公開していき、かつその時の制作担当者の思いやその時の体験談や感想などを踏まえて投稿すると、北映だけではなく動画を制作したクライアントのイメージアップにもつながります。
「限定」は人を惹き寄せる
みなさんは、「期間限定」や「数量限定」や「○○店限定」の言葉はお好きでしょうか?(笑)人は、「限定」という言葉に特別意識を持ちます。そこでしか経験することのできないことや、その期間を逃すと得られないなど、「No」の文字に弱いのです。少しでも興味があると、それを発信している企業やその限定でリリースしている内容を知ろうと惹き寄せられてきます。
先日北映ではLINE@登録者限定動画として、代表磯川からのメッセージと、ノマド留学生エンジニア兼インフルエンサーのかりんさん(@okarin0720)と代表磯川との対談を限定公開しました。
(気になった方は是非LINE@に登録してみてください!)
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LINE@の登録者数や動画の再生数も伸びており、より「北映の情報を知りたい」というユーザーを集客することに成功しました。これからもLINE@では「ここでしか見れない」コンテンツを発信予定ですˆ ˆ
みなさんは「ここでしか話せないここだけの話」みたいなお話お持ちでしょうか?そういった情報を限定的に発信していくと、気になった人はきっと吸い寄せられるように惹き寄せられてくると思います。
まとめ
さて、今回は「企業や個人が露出を増やしていくメリット」についてお話しました。これからは個人の時代とも言われているように、インフルエンサーや中学生ブロガー、Youtuberなど年齢に関係なく発信する力がついてきています。
これからの時代の主流に乗って乗り越えていくためには動画が大きな糧となると思います。まだまだ間に合います。たくさん露出を増やしていき、どんどんファンを増やしていきましょう!そのファンは、顧客にならなかったとしてもどこかでサポートをしてくれる大きなパワーになるかもしれません。