■株式会社スリーエー様に取材!
今回は、会社を挙げてYouTube運営に取り組んでいる
株式会社スリーエー様に、北映が取材させて頂きました。
実際に企業がYouTube運営をするにあたって、どのようなメリットがあるのか?
公開までのワークフローは?そして、将来の展望は?
「ここまで話していいんですか?」と思わず聞いてしまうほど、
全て赤裸々に語って頂きました。
これからYouTube事業を考えている方、必見です!
ぜひ最後までご覧ください!
■動画公開までの流れは…?
今日はよろしくお願いいたします!
こちらこそ、よろしくお願いします。
お願いします。
さっそくですが、動画が公開されるまでの一連の流れを教えていただきたいんですが…
まず企画に関しては大きく2つに別れていて。商品紹介と社員教育マニュアル的なものですね。動画としてとっつきやすいのは商品紹介の方で。愛用品がどうだとか、使ってみた感想だとか…視聴者が聞いてて面白い内容かなと。
はい。
そこから撮影に入るんですが、ある程度喋る内容を決めて。それか、スタッフの完全アドリブで、撮影自体は進んでいきます。
なるほど。
編集に関しては、時間の割り振りが難しいなと。正直手が追いついてないなと。北映さんがやってくれているような編集を自分たちでしっかりやろうとすると、ちょっともうやりたくないな、と。(笑)
あー、ははは(笑)
あとは、編集の類に入るのかどうかあれなんですけど。撮影して編集っていうのでもう力尽きてて、サムネイルにまで手が回らない。割と適当になっちゃうって言うか。(笑)
あーそうですよね。編集ってけっこう燃え尽きますよね。(笑)
そうそう。それを分担をするのか、出来る人を増やすのか、考えなきゃなと…。これが現状ぶつかっている壁というか。
時間との戦いですね。分かります
■YouTubeを運営してみて
本格的なYouTubeの運営を半年くらいやってみて、どんな感じでしたか?率直な感想が頂ければ…
そうですね、やってよかったなとは思います。今残っている社員教育用の動画の内容って、3年後に入社される方にも、5年後に入社される方にも、見ていただいて損はない内容ですし。あとは、スタッフの編集スキルがすごい上がってると。それに、スタッフさんが「動画に出たい!」っていう感じになってきてるのが。
それはいいですね!コロナの影響で、どの企業もリアルでの販売事業っていうのがなかなか大変になってると思うんです。YouTubeでの活動もそうですが、このコロナ下でどのように事業展開していこうとお考えですか?
もちろん、YouTubeでの収益化は目指していかなきゃいけないですし。でも、そこがゴールだとは思っていなくて。ネットを使って、自分たちのもっている商品・人…色んなものを伝えて、結果として収益に繋がっていければと。
なるほど。
やっぱり動画っていうことがすごくポイントで。文字だけや、文字+画像の情報量より、動画の情報量や伝わり方って圧倒的なんですよね。なので企業は、HP・ブログや、はたまた求人広告を出すように、動画にも取り組んでいくべきで。やっぱり一番は(社員教育の)マニュアルかなと。
ふむふむ。
今学校でリモート授業があるじゃないですか。内容を録画して動画に残しておけば、来年以降は教育講師がいらないわけですよ。経営資源が足りない、ハンデのある中小企業は使わない選択肢がないと思いますし。
そうですね。
そして企業が社会的な存在であるうえで、企業活動をオープンに出来るかという試金石でもあるわけですよ。他人に見せられないような仕事の仕方をしている企業は、一生動画の取り組みは出来ないと思うんですね。オープンにしていくことは企業の信頼にも関わってくる。だから、お店の裏側の部分を、どんどん積極的にオープンにしていきたいですね。
僕も色んなお客様とお仕事させていただく中で、思うのは、みなさんHPをつくる意図とかはなんとなく理解されているんですよ。ブログも同じですね。
うんうん。
とはいえ、動画を作るというと一気にハードルが高くなるようで。自社でやるのか、外注するのか。外注するなら、費用対効果はどのようなものなのか。もしかしたら、メディア化することで炎上とかのリスクもあるかもしれない。
はいはい。
色んなことを鑑みて、みなさん動画を始めるのはかなり覚悟がいると思うんですよね。その点、動画を始めるにあたっての覚悟みたいなものはありましたか?
うーん。うちは元々、色々とオープンにしていこうよって発想でやっていて。会議とかも、社外の方に同席してもらってアドバイスを頂いたりとか。あとは、なんでも便利になって機械化されていく中で、やっぱり最後に残るのは人と人のつながりであったり、(人の)キャラクターだと思っていたので。
はい。
それとやっぱり、決まったところで、決まった時間で、決まった人が集まって…っていうのは、単純に効率が悪いですよね。今回のコロナで、よりその認識が加速したと思うんですけど。
そうですね。その通りです。
割と、(動画を始めるにあたって)覚悟っていうよりは…タイミングがあってきたかな、って感じだったんですよね。コストを割いてもいいタイミングにきたんじゃないかな、っていう。
なるほど。
そもそも、ブログにしてもSNSにしてもそうなんですが、我々の業種は不特定多数のお客様がいらっしゃる場所なんですよね。なので、そもそも世間に露出はしてるんです。
ふむふむ、確かにそうですね。それがネット上なのかリアルなのかというだけで。
そうそう。誰もが簡単に動画を流せる時代だからこそ、どんな場所でも、たとえ裏側であったとしても見せられる仕事の仕方をしようじゃないかっていうことだと思うんです。
だからかな?スタッフの皆さん、すごく関係性がいいですよね。オープンマインドというか。そういうのが動画にも現れてますよね。
あーよかった。
うちの編集担当も、社長とスタッフさんのやり取りを見ながら、ゲラゲラ笑いながら編集してるんですよ(笑)
えーうれしい!(笑)
なので、社長のコメントをめっちゃ入れてます。(笑)
そういうこと?(笑)だんだんスタッフさん同士で撮影してくれるようになればいいなって思ってます(笑)
■今後の目指すべき展望
端的にお聞きします。今後企業はYouTubeチャンネルを開設するべきか否か。
するべきですね。もうさっきで言っちゃってるけど。(笑)
僕もですね。他の企業さんがどんな動画をアップするのか、単純に興味ありますし。
ふむふむ。今後、YouTubeに限らずですが。どのように経営運営されていこうとお考えですか?
そうですね。noteとかも考えてます。
へー!
社員教育マニュアルとかだと、動画だけじゃなくそっちでも活かせるんじゃないかなと。あとは会員制のオンラインサロンとか。
うーん!いいですね!
収益化っていう部分で行くと、やっぱりネット通販ですよね。週一くらいでジャ〇ネットみたいなセット販売をするとか(笑)
ははは、なるほど(笑)
あとはちょっと情報商材チックにはなるんですけど、ノウハウの販売とか。例えばテキストデータ、スプレッドや教育マニュアルだとか。そういうのって、作るにも時間も手間もかかりますから。そういうスキルを販売するのもいいかなと。
ほー。
それをYouTubeで紹介したりとか…。例えば、商品代金を10%引きにするからオンラインサロンの有料会員になってね、ってすると。そうすると雑貨好きが自然と集まるじゃないですか。そしたらそこでもう、会員さんに次販売する商品の提案をしてもらったりね。それがすごく売れたりしたら、それをYouTubeで公開していったりとか。
それ、すごい面白いですね!
そういう感じで、雑貨屋さんが好きっていう人のコミュニティを作りたいんですよね。
うんうん、ワクワクしますね。
こうやっていろんな部分をオープンに、そして時代に沿って企業展開していくことが大事かなと。
勉強になります。今日はありがとうございました!
こちらこそ!引き続きよろしくお願いいたします。
お願いします!
■チーム北映の後日談
今回の取材中に印象的だったのは、「会社内での情報を露出することの不安やハードルはあるか?」という北映からの問いに対する天内社長の言葉です。
「ブログにしてもSNSにしても、店舗経営はそもそも不特定多数のお客様がいらっしゃる場所であり、常に世間に露出はしている」「もし動画にして見られていけないものがあるならば、それはそもそもやってはいけないこと」
大企業や大手マスメディアだけではなく個人や中小企業も、それぞれが一つのチャンネル、メディアを持つことが当たり前になった現代。オンライン上やソーシャルネットワークの中での顔と、現実世界に解離がある場合が多々あります。
そんな中でスリーエー様ではオフライン・オンライン上関係なく社内整備を行い、それをYoutubeを使って情報発信することで、これまでのお客様やファンとは別にインターネット上でのファンを着実に増やしています。
さらに、動画以外のコンテンツ制作など今後の展開も数多く計画されているとのこと。今回の動画や当記事をより多くの方々に見て頂き、企業チャンネル運営の仕方の1つとして参考にして頂けたら幸いです。
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