先日、北映メディア研究室ではこちらの記事を公開いたしました。
この記事は「露出」というワードがテーマとなって書かれていますが、動画マーケティングにおいてその露出を増やしていく手段としてとても有効的なのが「ライブ配信」です。先ほどご紹介した記事にも書かれていますが、ライブ配信を行うことでたくさんのメリットがあります。今回は、そのメリットを中心にご紹介していきたいと思います。
目次
ライブ配信を行うメリットとは?
一つのライブ配信を行うことで、複数の動画を作成することが可能
先ほどの記事、まだ読んでいない人は是非一度目を通してみてください。露出を増やすことで得られるメリットは実はたくさんあって、その中の一つとしてこの「複数の動画を作成することができる」というのがあります。
どういうことかというと、ライブ配信を行うことで動画を簡単に1つ作成することができるのです。ライブ配信は配信した後そのまま保存することができる場合が多いので、その動画を使ってスマホなどで簡単に編集して他のSNSにアップすることが可能なのです。また、その動画を文字起こしするだけでブログの更新も可能になります。流れとしては以下のような感じ。
- FacebookやInstagramなどでライブ配信を行う
- そのライブ配信動画をそのまま保存する(FacebookやInstagramで配信した場合はストーリーズに保存する)
- 保存した動画を使って以下のような使い分けが可能
・動画の話している内容を文字起こしして、ブログ記事を作成
・ライブ配信した動画の余分なところをカットして、テロップを入れてYoutubeに動画投稿(サムネイルは動画の中の映像をキャプチャすることで対応可能)
・編集した動画をIGTV(Instagram TV)に動画投稿
・ライブ配信のダイジェスト版を作成して、Facebookやinstagram、Twitterにて動画投稿(尺はそれぞれのSNSで投稿できる動画の時間で作成する)
というような感じです。
つまり、一つのライブ配信(SNSへの露出)をし、その動画を使いまわしていくことで、複数のプラットフォームへの動画の投稿が可能なのです。そして編集も簡単。制作側のコストや工数も少なく自社内でも完結することができるようなメリットがあります。
認知度が上がる
認知度に関するメリットもありました。ライブ配信を定期的に行うことで、自社や個人の認知度がどんどんと増えてきます。北映 Northern Filmsでも定期的にライブ配信を行なっていますが、この定期的なライブ配信によってフォロワー以外の企業からの閲覧やライブ中のコメントやフォローなどが徐々に増えてきています。
これは、ブログなどと同じように定期的に投稿や配信を続けていくことでその配信の総閲覧数やフォロワー増加などが数字として現れてきます。
「ライブ中の閲覧数が全くいないからやっても意味がない」
などと思う方、多いんじゃないでしょうか?もちろん僕も最初はそう思っていた人の一人です。ですが動画マーケティングをする上でこの「閲覧数」、あまり関係がないんです。それよりもライブ配信を行う上で大事なポイントがあります。
自社の概要や内側を見せることで顧客との距離が近くなる
ライブ配信は当たり前ですが編集なしノーカットでの配信になるので、よりリアルな会話や雰囲気を感じ取ることができます。また、直接ライブ中にコメントを入れることが可能なので、普通に店員さんやと会話してるような感覚になります。
人は、誰しも初対面の人のことをいきなり好きになって物を買ってあげたり買ってもらったり、というのはあまりケースとして多くないと思います。ライブ配信を行う目的は企業を知ってもらうというより、企業の中の人や雰囲気を知ってもらい、ファンになってもらう(好きになってもらう)ことを主な目的としています。閲覧している(編集後の投稿した動画をみた人も含めて)人にとっての「身近な企業(や人)」になることでより気軽に相談や依頼がしやすくなります。
また、制作をしている人の顔というのはなかなか見ることはできないので、自分が依頼する会社だけではなく自分が依頼した制作を担当してくれる人はどんな顔でどういう人がやってくれるのか、という内側の部分が見えると信頼感や安心感を持ってもらうことができるようになります。
【Point!】動画は”収入源”ではなく”流入源”
動画マーケティングにおいて、「ライブ配信やライブ配信後に作成した動画の再生回数やライブ中の視聴者人数はあまり関係がない」と先述しましたが、その理由として、動画は「収入源」ではなく「流入源」だからです。
動画マーケティングをする上で履き違えやすいのは「動画を使って直接的に稼ぐ」のではなくて「動画を使って集客をしてその顧客を収益につなげる」という点。もし企業や個人としてYoutuberになって収益を得る場合はもちろん「収入源」というくくりが正しいですが、動画マーケティングでライブ配信をすることに関しては「この動画をみた人が自社(個人)に興味を持ってサービスや商品を購入してくれる」ように促すことが目的なので「流入源」というくくりとなるのです。
ここ大事。テストに出ますよ。
北映が実際にやったライブ配信をご紹介
では、イメージがしやすいように過去の北映のライブ配信動画をどのように配信したのかを簡単にご紹介します。
まず、このライブ配信をしたときに使用したプラットフォームはFacebookとinstagramでした。(Instagramのライブ配信履歴は既に消えてしまってるので紹介は割愛)
Facebookページでのライブ配信はこのように残っています。
このライブ配信を編集してテロップを入れ、Youtubeにて同じ内容の動画を公開しました。
というように、配信したライブ動画を保存しアーカイブし、その動画を使用してYouTubeなどでも動画を配信していくという流れで発信していくことで、発信したのは一つのプラットフォームしかないのに複数のプラットフォームへ同じ情報を発信できるという強みが生まれるのです。
定期的に配信をして、もっとたくさんの人に好きになってもらおう
いかがでしたでしょうか?今回はライブ配信をすることは「流入源」の部分を増やしていき、結果的な「収入」となるための手段だ、というお話でした。
もちろん一度だけ配信しても閲覧ユーザーとしては初対面の人と一度会ったところで親友とは呼ばないのと同じでまだ距離があると思います。定期的に会って(配信をして)会話をすること(コメントに応答するなど)で少しずつ距離が近くなっていき、最終的には売りたかったサービスや商品ではなくその会社を好きになってくれてその会社のものを全部揃えたい!(Apple信者のような)という人が生まれるような、そんな一つの自社ブランドとなると思います。
そのためにはまず、自分たちを知ってもらうこと、そして、好きになってもらうこと。知ってもらわないとその人が自社や個人にとって興味があるのかどうかもわからないですよね。そんな不特定なユーザーから自分たちに興味がある人だけが残ってくれるようにしていける、そんな特徴を持っているのもライブ配信の特徴でありメリットであると思います。
たくさん配信をして、一人でも多くの人に自分たちを知ってもらって、そして好きになってもらいましょう!