今までは個人間の呟きや近況をアップしたり、手軽にチャットしたり通話をするといった用途として使われていたSNSですが、最近では一種のビジネスツールとして使用されている企業も多く、また個人で使用できるツールでもあるのでインフルエンサーやフリーランスの人たちも自身がブログ以外に情報を発信する媒体として使用している人たちも多くなりました。
というわけで今回は、最近主流として使われれている各種SNSのポイントをそれぞれ解説していきます。
目次
各種SNSのポイントを解説
「SNS」と一口に言っても多くのサービスが現在は存在していますが、「全てのSNSで同じような投稿をしていく」というだけではSNSを上手く使っていくには十分な結果を得られない場合のことが多いです。各種ポイントをしっかりと押さえて、より多くの人にアクセスしてもらえるようなアカウントを作りましょう。
Twitter:「話題性」と「親近感」のコラボで「拡散」されるコンテンツで認知
まずTwitterの最大の特徴として、「140文字」という文字数制限があります。この文字数制限の中でどれだけ「面白い」と思ってもらって拡散されるかがポイントとなります。また、Twitterは宣伝そのものをするとあまり共感や拡散がされにくく、ネタツイートを使ったりして「宣伝になりすぎない宣伝」を意識してツイートしていくことも、押さえておきたいポイントになります。
以前のこちらの投稿で、ノマド留学生エンジニア(2020年4月現在Twitterフォロワー1.1万人)かりんさんは、「情報と感情=8:2」とおっしゃっていました。かりんさん自身の経験談としても「情報や宣伝だけツイートしても反応が鈍かったり、逆に感情だけでツイートするのもそこから得られる情報があまり有益でなければただ感情をぶつけている人になってしまう。だから情報と感情の配分を考えながらツイートしている」とおっしゃっていました。
また、Twitterは「即時性がある」というのもポイント。投稿したことに対しての反応が早いので、限定形式やその日のイベントをその日に投稿するなどして「行かなきゃ」という関心を高めやすいのもポイントです。
Twitter要点まとめ
- 140文字以内で共感や面白みを感じてもらって拡散してもらえるようなコンテンツを投稿する
- 情報のみ、感情のみにならないように配分を意識して投稿する
- 宣伝に”なりすぎない”宣伝を意識する(ネタツイートのような)
- イベントや企画などは即時性を活かした発信も有効
Instagram:閲覧者の興味・関心を視覚的に生み出し、訴えかける
インスタグラムといえば「インスタ映え」という皆さんお馴染みのワードがあるかと思いますが、若者やインフルエンサーを中心として日々の充実さや実際に投稿する画像が映える写真や風景画像を投稿されている場となっています。
最近ではその投稿だけではなく「ストーリーズ」という投稿してから24時間限定で公開される動画投稿機能が登場し、画像だけでなく動画でもより視覚的に訴えかけることができるようになってきています。
インスタグラムではTwitterのように拡散できるリツイート機能のようなものはありませんが、「ハッシュタグ(#)」というタグを投稿に付けることでそのハッシュタグから広まっていくようになっています。またこのハッシュタグ自体をフォローできるようにもなったので、よりキーワードでの検索や拡散のしやすさが上がってきました。
ここでのポイントとしては、「ハッシュタグは英語表記と日本語表記どちらも付ける」ことがポイントとなります。英語表記は世界的に、日本語表記は国内向けに、という風に考えて使用していけばOK。またハッシュタグは複数付けることも可能なので、関連するハッシュタグをどんどんつけていきましょう。ただし、全く関連のないハッシュタグをつけて拡散を図ろうとするとインスタグラムのAIには「この投稿の質がよくない」と判断されやすいので、あくまで関連性のあるもので。
またインスタグラムは画像や動画がメインの媒体となっているので、特に実店舗を構えている企業にとっては文字だけでなく写真や動画からイメージを伝えることができる集客のツールにもなります。
Instagram要点まとめ
- 文字よりも画像や動画でビジュアルを意識して投稿する
- ハッシュタグを使って既存にある他者の投稿と紐付けて拡散力をアップさせる
- 一つのハッシュタグで、英語表記は海外向け、日本語表記は国内向けを意識して関連性のあるタグをたくさんつけていく
- ただし、全く関連性のないハッシュタグはNG。
- 上記を意識して続けていくと、アカウント自体が実店舗などへの集客の流入元にもすることが可能
LINE:幅広く存在しているアクティブユーザーとの距離を縮め、限定コンテンツを発信する
国内では使用していない方が少ないくらい国内では必需と言っても過言ではないチャットツールLINEは、普段のコミュニケーションツールとして使用しているユーザーが多く、またその使用層も若年層から中年層、最近では高齢層の人も使用している人が多くみられてきています。
幅広いユーザーがいるLINEを使用するポイントとしては、発信者にとって発信者と受信者との距離が圧倒的に近くなることができます。またアクティブユーザーが多いのでアンケートをとったりクーポン発行や販促の用途としてもとても使用しやすいです。
ビジネス用LINEとしても使われている「LINE for Business」は、通常使用しているトークから会話をするように発信をすることが可能です。従来ではメールアドレスで登録して購読するメルマガが主流でしたが、最近はQRコードから簡単に友達追加して手軽に購読ができるLINE for Businessを使用して発信している企業も多いです。なんと言ってもその購読して欲しい内容が書かれているお知らせを、開封率がなかなか上がらないメールに対してLINEは手軽に確認することも可能なため開封率が圧倒的に高いです。
自分とユーザーの位置をより身近に感じさせ、「気軽に良い情報を教えてくれる友達」のような位置付けにできると、企業としてのファンやリピーターも多くついてくると思います。
LINE要点まとめ
- 国内の普及率が圧倒的に多い
- ユーザーとの距離が近く、発信がしやすかったり反応がわかりやすい
- ユーザーにとっての「手軽さ」が大きい
- 販促がしやすい
- メルマガよりも開封率が高く、より気軽かつ手軽に問い合わせがしやすい
Facebook:個人や企業としての広報・サポートからクローズドなコミュニティ
30代〜50代の年齢層が一番使用率が高いFacebookは、比較的にビジネス用途であったり、割と真面目な内容を投稿する人が多いです。またfacebookは実名での登録が基本なので、シェアされている内容や友達の申請がきた時も「知り合いがいる」という安心感・信頼感を与えられるのは大きいですし、シェアもされやすいです。なので「面白さ」に寄りすぎない情報発信で、かつユーザーに興味を持ってもらってシェアや参加をしてもらうことがポイントになってきます。
またFacebookページという企業用のFacebookアカウントも手軽に作ることが可能です。簡単にいうとfacebook版ホームページというような感じで、会社概要や投稿、お問い合わせやレビューなども付けることが可能です。これを使用することで企業のイメージアップやコンバージョン率の向上も図ることができます。
また、イベントなどを企画した時にはその参加を募ったり、個人で使用しているFacebookアカウントの友達から「こんなイベント開催するよ」と招待することもできます。それを受けて参加するかしないかの旨も招待された側は回答することが可能で、その結果からユーザーに関心のある投稿やイベントは何かを計測することも可能です。
そしてfacebookでは一般向け、限定的コミュニティグループをfacebook内で作成することも可能です。好きな趣味だったり、地域、ジャンルなどで分けたグループを作成・参加したりして、より自分の存在を知ってもらうようある程度確立されている見込み客に向けて発信することもできます。
Facebook要点まとめ
- 30〜50代のユーザー層の使用率が高い
- 安心・信頼でシェアを獲得しよう
- facebookページを使って企業としての信頼度やイメージアップを獲得しよう
- イベントやグループを使ってユーザーの興味を測ったり見込み客に対しての発信をすることでコンバージョンのアップが可能
- ファンをfacebook内で作ることで安心・信頼のチカラでどんどんファンを作っていこう
SNSは「使い分けることが大事
2018年のWe Love Socialの記事では各種SNSはこのようにまとめられています。それぞれのSNSには同じ機能があったとしても「その媒体でやる機能の位置付け」はSNSによって変わってきます。なぜなら、使用しているユーザー層や各種SNSを使用するにあたってのポイントや要点はSNSごとに違うからです。
今回のポイントを押さえ、それぞれの用途にあった使い方をしてよりSNSでの投稿や発信が楽しくなるように少し意識して投稿してみましょう!