先日、当メディアの運営会社でもある北映 Northern Filmsでは自社のプロモーション動画を公開しました。

今回は、そこで使用した「ナレーション」について詳しくご紹介して行こうかと思います。自社動画でナレーションを導入することにどんなメリットがあるのか、どういう動画の時にナレーションが必要なのか、理由とともにご説明します。

そもそも、ナレーションってどういう時に必要なの?

「そもそも、ナレーションってどういう時に必要なの?」
「今作成している動画にナレーションが必要なのかどうか知りたい」

そう思っている方も少なくないかと思います。
まず大前提として、ナレーションは「聴覚的に取得できる情報」です。1番多くの情報を取得できる視覚的に入る動画の情報の次に重要なポイントであり、どんなナレーションを導入するかで撮影する映像のテイストや動画から得られる企業や商品、サービスの印象も大きく変わってくるのがナレーションのもつチカラとなります。

また肉声で話すことで、感情を込めてよりわかりやすく伝えることも可能になります。それにより視聴者も直接訴えかけれるように錯覚し、共感意識や関心を映像のみの場合と比べて確実にアップさせることができるのです。

男女のナレーションの印象の違い

では、次に出てくる疑問として、

「動画のナレーションは男性?女性?どちらの方がいいの?」
「自社の新サービスに関する動画を、説得力を強く持たせた動画にしたいけど男女どちらがいいのかわからない」

など、ナレーションの性別について悩む方が多いかと思います。
そんな方のために男女別のナレーションのメリットをご紹介します。

男性ナレーションのメリット

まずは、男性ナレーションのメリットについてご紹介します。

男性ナレーションは基本的には声が低いナレーションが多くなるため、信頼感や説得力が印象として強く残りやすいです。また声が低い分落ち着いた印象を与えやすいのも利点です。

ただし、声が低いデメリットもあります。それは声の聞き取りにくさが男性の声にはあるということです。低い音というのは空気を振動する音波が緩やかなため、人間の耳に届くまで時間がかかったり聞き取りにくい音波の場合もあります。なので女性の声に比べて、より意識的にはっきり喋ることがポイントとなります。

女性ナレーションのメリット

続いて、女性ナレーションのメリットについてご紹介します。

女性ナレーションは聞こえがすっきりとしていて聞き取りやすく、また声も高い場合が多いので明るい印象を得ることができます。また女性の声の場合はあまりはっきり喋らなくてもある程度聞き取ることが可能なので、柔らかい発音や、優しいテンポで話すことができるなど、ナレーションとしてもとても汎用性が高いです。

iPhoneのSiri機能やカーナビなどのコンピューター音声が女声が多いのも、このメリットが大きな理由の1つになっています。

ナレーションの選び方

では、男性女性それぞれのナレーションのメリットが分かったところで、どのように動画に合わせたナレーションを選べばいいのかのポイントをご説明します。

①狙っているターゲット層に適しているか

まずは、制作している動画が「どのターゲットに向けての動画なのか」を確認してみましょう。

例えば、幼児向けのおもちゃの動画のナレーションを付けるとしましょう。幼児にとって親近感や好意的な印象を持つのはお母さんの声に近い20〜30代の女性の声や、自分と同じくらいの年齢が話してる声に良い印象を持つかと思います。また幼児向けのおもちゃでも戦隊モノのおもちゃだった場合はヒーローを演じている俳優さんの年齢に近い若い男性のナレーションが向いてますし、昭和のおもちゃを復活させるなどの場合ですとおじいちゃんやおばあちゃんの年齢のナレーションが効果的かと思います。

よくテレビで見る青汁の動画なんかは健康を気にしている高齢者に向けた動画になっていますので、青汁のレビューをしている方々は年齢層が高いですよね。

そのようにして「制作している動画の目的としているターゲットはどこなのか」に合わせたナレーションを選択することが大切になってきます。

②動画のテイストに合わせた声のキャスティングをする

次に重要なのは、「動画のテイストに合わせた声のキャスティングをする」ことです。

美容系の動画を制作した場合ですと、おそらく動画の内容は綺麗な女性やサラサラとした髪の毛が写ったりと、清潔感のあるテイストになっていると思うので男性の低い落ち着いた声ではなく女性の高くすっきりとした声の方がテイストにあったキャスティングができていると言えます。(もちろん先述しているターゲット層、年齢層によって40代の声がいいのか50代の声がいいのかを変更していきます)

アニメーションやポップな動画の場合ですと柔らかい優しいトーンのナレーションが適していると言えます。実写な映像に近ければ落ち着きのあるナレーションが適していると言えます。

ターゲット層が定まったのちに制作した動画から、そのテイストに適したキャスティングをすることが大切になってきます。

まとめ

ナレーションがあることで、視覚的な情報のみの動画から視覚と聴覚両方からたくさんの情報を届けることができ、かつ動画の印象を大きく左右する手法になります。ターゲット層や動画のテイストに合わせて、それに適したナレーションを導入していきましょう。間違ったキャスティングをしてしまうと動画の印象の良し悪しも変わってきてしまうため、慎重にナレーションを選定することを心がけましょう。

制作している動画でなにか困っている、自社でもPVを制作して動画マーケティングをしたいとお考えの方は、是非一度北映 Northern Filmsまでお気軽にご相談ください。